マイケル・ムーアも批判。対米従属小泉。

 沖縄県宜野湾市の沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落してから約1週間が経過しようとしている。この間、政府は何等動きを示していない。一歩間違えば、重大な人身事故になっていたような事体が生じたにもかかわらず、全く無反応の政府とは一体何なのか。
 全く国民の命も財産も守る気がないことが明確ではないか。守りたいのは自分の立場と米国ブッシュの立場ではないのか。国民の命も財産も守らないのなら、国民に愛国心を持てだの、偉そうなことを言うな!

 ところで、2004年8月20日夕刊に「華氏911」のマイケル・ムーア監督のインタビューが載っている。その中で、小泉が「華氏911」を「政治的に偏っているから見たくない」と語ったことについて、ムーアは次のように語っている。
 「自国民(日本国民)よりブッシュを愛していると公言したようなものじゃないか。知的な人間なら、様々な意見や真実に好奇心を持つものだろう?無知なままでいたいだなんて、最愛のブッシュに似てきたね。」
 要するに今や小泉は、かんちゃんだけでなく、世界的な映画監督にまで売国奴と罵られているのである。

 更にムーアは日本について問いかける。
 「戦争の恐怖を最も知っている日本が、イラク戦争に加担する道を選んだのは、まったく悲しいことだ。第2次大戦後、日本は世界で平和のたいまつのような存在だったはずだ。60年大事にしてきたものを、ブッシュへの貢物にしてしまった。それで日本はより安全になったのかい」

 ムーアを突き動かすものは何なのか。次のように答えている。
 「目下の目標はブッシュを政権から追い落とすことさ。だが、最終的には、一握りの金持ちの支配からアメリカを救い出したい。超大国といいながら、子供の5人に1人が、まともな教育も医療も受けられない貧困の中で暮らしている。イラク戦争も、戦場で戦っているのは、貧乏人の息子や娘だ。戦争を仕掛けた閣僚や議員、戦争で利益を得る石油企業の重役の息子らが、真っ先に行くべきなんだ。そうすれば戦争はうんと減るだろう。」

 私は売国奴の小泉批判をしているが、私の言っている事がでたらめではない事を少しは分かって頂けたでしょうか。
 
 それにしても、このバカを選んだのは、国民だから。仕方ないか。情けなや。情けなや。

 (2004年8月21日記)

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